書道教室の選び方 まとめ・おまけ

●まとめ●

 

・入会前にキチンとした楷書をたくさん見せてくれて、

 

・入会後は文字の書き方を実演してくれて、

 

・同時に細かい解説をしてくれて、

 

・書道教室として適正価格で、

 

・生徒の上達を一番に考えてくれる教室。

 

 

 すぐ長文になるクセがあるので(笑)、最初に書きました。

 

、、、

 

、、、

 

ごくごく当たり前のことばかりですね。

 

例えばこれを料理教室の選び方に変換してみます。

 

 

・入会前にキチンとした料理をたくさん見せてくれて、

 

自分の料理を見せない先生はいませんよね?

 

探す方もその先生の料理、盛り付け、セッティングセンスとか当然調べますよね

 

 

・入会後は料理の作り方を実演してくれて、

 

最初に実演してくれない料理教室ってあるんでしょうか?

 

先生の包丁さばきとか鍋ふりを見たいですよね?

 

 

・同時に細かい解説をしてくれて、

 

タタタンと切ってチャチャっと炒めて完成!」では困りますよね?(そんな料理研究家がいたような(笑))

 

材料の分量、カットの大きさ、火の入れ方、数値や言葉が欲しいですよね?

 

 

・料理教室として適正価格で、

 

あまりにも安い月謝だと「ここの食材大丈夫?」って思いますよね?

 

あまりにも高い月謝で野菜炒めだと腹が立ちますよね?

 

 

・生徒の上達を一番に考えてくれる教室。

 

先生のチョー速い千切りとか曲芸のような鍋ふりとか、、、延々見せられても困りますよね?

 

変化球の独創的料理ばかりでは、料理が上達するとは思えませんよね?

 

 

料理教室だと適切に判断できるけど、書道教室だと判断基準が見えなくなる

 

「近いから」「安いから」だけで自分の通う(子供を通わせる)料理教室を決めないですよね?

 

 

 

書道の世界には「とりあえずの先生に3年習うなら、この人!っていう先生を3年かけて探せ」みたいな言葉があります。

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特に書道の稽古は「その先生の文字に似せる行為」なので、先生選び(教室選び)って相当重要なんです。

 

近所で10年稽古して、それから素敵な文字の先生に出会って、1からやり直すってことはザラです。

 

10年無駄にした」って思うか「やっと巡り会えた」って思うかは人それぞれですが、、、。

 

私も「先生に習いたい!」って言ってもらえるように、頑張って稽古してます。

 

 

 

今回は「書道教室の選び方」ということなので、どうしても「通常の教室は~、ウチは~」みたいな比較で語ることが多めでした。

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なので「他教室はダメで、ウチの教室が正解」みたいな記述が多く、ちょっといけ好かない感じになってしまったと反省しています。

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(。-人-。) ゴメンネ

 

また昔の先生方の暗黙の了解で守られてきた、書道教室の裏側の暴露!的な要素も多かったですね

 

(;´▽`A``

 

でもホームページのヒット数を見ると、飛躍的な増加が見られました。

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情報をオープンにしたがらない世界で、教室選びに困っている方が相当数いるのではないかと思います。

 

そういった方の参考に少しでもなったなら、今回の「書道教室の選び方」は成功です。

 

長文をすべて読んで下さった方たちに感謝です。

 

(人''▽`)ありがとう☆

 

 

 

で、調子に乗って「書道教室の選び方 おまけ」を掲載します。

 

えへへ(〃´∪`〃)ゞ

 

①~⑤以外の細かいチェックポイントを、なるべく簡潔に(笑)箇条書きにしたいと思います。

 

 

 

●おまけ(避けた方が良いと私が勝手に思っている教室)●

 

・先生が高齢すぎる教室

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これ結構重要で、亡くなってしまうと稽古が途切れてそのまま書道を辞めてしまう人も多いんです。 

 

・書道歴〇年を誇る先生の教室

 

私は書道歴40年!<(`^´)>」とか言われると、「ははーーっ!<(_ _)>」ってひれ伏しそうになりますね(笑)

 

でも月1回の稽古で40年と、月10回の稽古で4年は同等、むしろ固め打ちの4年の方が成果は上がります

 

私は10歳からだから書道歴32年にもうすぐなりますが、27~39歳の12年間はサボってました(笑)

 

40年の内容が大事ですね。

 

 

・アート書道をメインにする教室

 

楽しいですが、字は上手になりません

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色々な表現技法があることを知るには良い教室です。

 

でもそれって伝統的な古典学習をしていれば身に付くものです。

 

 

・月謝が高すぎる教室

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だいたい「銀座とかの一等地でやっている」「有力書道団体の肩書」「テレビで有名」といった理由に集約されます。

 

普通に「字が上手になりたい」と思っている方には、どれも必要ない理由です。

 

 

 ・すぐ怒る先生の教室

 

普通にですね(笑)

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 ・展覧会出品ばかりさせる教室

 

出品が好きならいいんですが、たぶん普通に「字が上手になりたい」と思っている方はそうでもないと思います。

 

よい稽古にはなりますが「時間」「労力」「お金」がとってもかかります。

 

団体内における先生の権力闘争に利用されているかも?

 

 

・受賞歴や肩書をこれでもかって掲載している教室

 

書道界で効力のある受賞歴は「日展」「毎日書道展」「読売書法展」

 

それに「産経国際書展」「東京書作展」が続く感じです(あくまでも私見です)。

 

受賞には色々な涙ぐましい努力が必要な世界です、、、。

 

上記以外の受賞歴は、この世界では効力無しかな。

 

 

「〇〇大賞3年連続受賞!」とか書かれていても、実際は内輪のチョー小さい何十人程度の展覧会とかね。

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「〇〇書道協会 最高顧問」とか、実際はメッチャ小さい同好会だったり(笑)

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これを書いてると、性格がねじ曲がってきますね(;^ω^)

 

もうやめましょう。

 

 

 ・すぐに師範がとれる教室

 

2年で師範」とか掲げる教室・学校・通信教育が結構あります。

 

書道を学んでいる人ならわかりますが、「2年で師範」とか無理ですから。

 

そもそも2年程度の経験値で人に教えるなんて、生徒さんに失礼です。

 

生徒を小学生の書写に限定するならまだわかりますが、そうではないらしい、、、謎。

 

暴露してしまえば、その団体の師範をサクッと即席量産して、その団体の書道教室を量産して、その団体の生徒さんを量産して、その団体の競書冊子を量販する目的ってことですね。

 

赤くなる前に早期出荷される果実のような印象です。

 

時間がたって赤くなっても甘くない(笑)

 

真面目な方ほど自分の力量に真摯に向き合うので、結局は教室開校を断念してしまいます。

 

ソッコーで師範免許を取っても、技術と強い気持ちが育たなければ教室は開けません

 

 

 

 

・先生にも生徒さんにも笑顔の無い教室

 

集中して静かなのと、ピリピリ張り詰めて静かなのは空気感でわかります。

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私語厳禁の教室とかだと、静かな所でしか文字を書けない人になっちゃうよ。

 

 

・生徒さんの仲良しグループがある教室

 

文字を学びに来たのに、変な所で気を遣うのは嫌ですね(笑)

 

公民館・コミセン系の仲良し同好会から発展した書道教室にその傾向があるかな(断定ではないですからね)?

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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

  

習い事は何でもそうですが、辞めてしまうと身に付けた技術の継続が難しいです。

 

今まで述べた判断基準に加えて、先生の人柄に好感が持てて、稽古に行くのが楽しいと思える教室が最高ですね。

 

皆さんの書道ライフに幸あれ!