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2018-03-10 14:45:00
筆の持ち方について
写真の方は、ちょっとした繋がりで今月から入会してくださった中国人女性です。
中国の学校で授業を受けただけで、特別習い事をしていた訳ではないとのことですが、、、
筆の持ち方が超絶美しい((((;゜Д゜))))
いわゆる撥鐙法!!!
今回は細楷(小さな楷書)による般若心経なので、単コウ法で手首や小指辺りを軽く紙面につけて書くと安定するのですが、それでは書きにくいようです。
ボールペンは普通に持つのに、筆は撥鐙法でないと違和感があるという書法の文化力。
その視点から、あらためて私の好きな中国の歴史ドラマDVD「三国志」「項羽と劉邦」「水滸伝」を思い出すと、木簡や竹簡を書く文官の筆の持ち方もやはり美しい撥鐙法でした。
悔しいですが、日本の時代劇における筆の持ち方はデタラメで溢れています、、、
「中国の漢字文化は廃れた」なんて言われますが、やはり書法の母国は偉大です。
私の教室でも筆の持ち方は撥鐙法で教えていますが、鉛筆持ちで書写授業を受けてきた生徒さんのクセを矯正するには時間がかかります。
「学校で最初にきちんと教えてくれれば、、、」と嘆いても仕方の無いこと。
みんなでじっくりゆっくり身に付けていきましょうね。
大丈夫です。
きっとみんな出来るようになりますよ(^-^)