●お知らせ●・ブログ的独り言
2020-03-01 17:00:00
●奇跡のレッスン 書道 後編●
なるべく早く前回の続き、後編をお届けしたいと思っていました。
YouTubeでその動画が見つかったので、リンクを貼らせて頂きます。ただ50分のところを30分ほどに編集されています。
熊峰先生のお話を和訳する中で、1つだけ気になって仕方なかった点がありました。
「色々な書体が、、、」という表現です。
「秀」「聖」を色々な書体で、、、は間違いです。
あれは全て楷書という「書体」で、変えているのは「書風」です。
「雪月花」を色々な書体で、、、は概ね正解です。
篆隷草行楷と書体にはザックリいうと5種類しかないのです。
雪月花を9種類書いたということは、4種類は書体が同じで、それを書風で書き分けて9種類ということになります。
書体と書風は混同されやすいので、番組の作りが丁寧なだけに翻訳はこだわって欲しかったなと。
、、、ウザいですね。
高校1年16歳の芸術科書道でお初にお目にかかることが多いこの違いを、中学生で経験できた彼女たちはとても幸せだったと思います。
番組をリアルタイムで見ている最中、何人かの生徒さんからLINEを頂きました。
「先生と教え方が一緒ですね」
「書き初めをやったばかりだから、先生がそれぞれに手本を色々な書風で書き分けていることがよく理解できました」
メチャメチャ嬉しい感想です。
「創造」と半紙に書いていた中学生が、半切1/2の大きなサイズに取り組んだら、何かが吹っ切れたように伸び伸びした「創造」を書き出しました。
半紙サイズ(中)も、写経サイズ(小)も、書き初めサイズ(大)も、色々な事に挑戦して文字が上手になる、、、いつも言い続けて良かったなと。
こういった点をわかりやすく番組にしてくださったEテレさんに感謝です。