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2019-04-14 16:02:00

書道教室の選び方①

昨年もそうでしたが、「書道教室ってどこも同じ?」「書道教室を見分けるポイントって?」みたいなご質問を複数受けました。

 

もちろん「私の書道教室が一番です( ^ω^ )」と答えたい所ですが、それには理由を説明しなければなりません。

 

そこで私が考える「書道教室の選び方」をご紹介しようと思います。

 

様々なご意見があると思いますが、客観的に見ても偏りの無い意見と自負しています。

 

 

その① 先生が書くキチンとした楷書(大楷・小楷)を入会前にキチンと見せてくれる教室

 

当たり前のことと思われるかもしれませんが、そうでもありません

 

楷書・行書・草書・隷書・篆書と文字には五体がありますが、一番難しいのは楷書です。

 

そして一番難しいのに、書道の素人さんにもある程度評価できてしまうのがまた楷書なのです。

 

よって一番恐ろしい書体ですから、人に見せるにはある程度の技術的な自信と覚悟が必要です。

 

この点は書道教室の先生ならわかっていることなので、楷書を公開しないのは「たまたま」「無意識」ではありません

 

なのでホームページを持っている教室でも、先生の行書とかアレンジ作品を掲載しているところはいくらでもありますが、キチンとした楷書を公開している先生はとても少ないのです。

 

でも皆さんが学びたいのは、また最初に学ぶべきは現代日本の正式書体であるキチンとした楷書のはずです。

 

また楷書にも正解はなく、キチンと整いながらも「優しい」「強い」「知的」「ポッチャリ」「スマート」、、、などなど色々な楷書が存在します。

 

自身がどんな楷書を書くかせもせずに入会を促すのは、如何なものかと思います。

 

キチンとした楷書が書ける人は、それ以外の四体もキチンと書けますし、楷書が書けない人は四体も書けません

 

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そして通常、書道は先生のレベルがその方の成長天井となります。

 

伸びしろは大きくあったに越したことはないですよね。

 

たまに聞くのですが「先生の字はあまり好きじゃないけど、近所だから習っている」みたいなのは、正直悲劇です。

 

なぜなら書道の稽古は詰まる所、「時間」「労力」「お金」を使って、その先生の文字に近づく行為だからです。

 

貴重な「時間」「労力」「お金」を使って、好きじゃない文字に近づくなんて1つも良いことありませんね、、、

 

(-"-;A ...アセアセ

 

 

 

 

ホームページがありながら自身の楷書を公開しないのは、書道教室をネットで探している生徒さんに不親切だと思います。

 

ホームページが無い場合、教室まで出向いて体験授業を受けるのが一般的だと思いますが、こちらが催促するまで楷書を見せてくれないのは優しさに欠けると思います。

 

だって、自分から「先生の楷書を見せてください」とかメチャメチャ言いにくいし、、、。

 

いきなりつながった文字とか見せられても、怯んではいけませんよ。

 

まずは通える範囲の書道教室で、複数の楷書を比較しながら素敵だなと思う楷書を見つけることが書道教室の選び方の第一歩だと思います。

 

近日、その②をまた書きますね。

 

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