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2019-04-15 14:30:00

書道教室の選び方②

その② 先生が書くところをたくさん見せてくれる教室

 

これも書道初心者にとっては「当たり前じゃないの?」と思うかもしれませんが、この業界は当たり前では無いのです

 

大御所、もしくは自分の技術に不安がある方、もしくは楽して月謝を稼ぎたい先生はなかなか見せてくれません(笑)

 

【貴拙舎の特色②】ページの【毛筆手本】に詳細が載っています。

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最近は印刷物の手本を渡すだけ、もしくはあらかじめ書いておいた手本を渡す所も多いようです。

 

そこには書き方のポイント等も記載してあるようですが、それなら書道本を買えば済みます

 

・「どういう姿勢と筆の持ち方で」

 

・「毛筆や筆管がどう動いて、どうねじれるのか?」

 

・「紙に触れない空中での筆や手腕の動き」

 

・「1本の線を、1字を、1枚をどれくらいのスピードで」

 

・「どこで墨を継いで、どれくらい含ませたか?」

 

・「どういう緩急、どういう呼吸で」

 

といったことを実際に「見て学べる」からこそ、書道教室に通う意義はあると考えます。

 

逆に目の前で手本を書いてくれない先生の所に通うメリットって何だろうと考えた時、稽古をサボらない定期性と、場所の提供、本当にその課題を書けるのか判らない先生の添削程度だと思います。

 

私は学生の時、先生に手本を書いていただく時間が大好きでした。

 

自分の為に書いて下さるライブ感は決して派手なものではありませんが、一挙手一投足を逃すまいと、通常の2倍は目を見開いてガン見していたと思います(笑)

 

自分が書いている所は見られたくはないけど、人が書いている所を見るってとても楽しい

 

( ´艸`)

 

音楽はズブの素人だけど「何であんな風に指が動くんだろう…」と、ピアノを弾いている手元を眺めているのは楽しい、みたいな感覚かもしれません。

 

ちなみに当教室では毎回新しい課題を書くので、毎回手本を書く所が見られます

 

書道教室の選び方に、このライブ感は相当重要だと思います。

 

その③をまた書きますね。

 

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