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2019-04-17 11:03:00
書道教室の選び方④
その④ 月謝が安すぎない教室
「安いに越したことはない」という言葉があります。
そういう場面もあるかと思いますが、大人の書道教室に当てはめてみるとどうでしょう?
基本のラーメンを200円で出す所は、200円なりのなんちゃってラーメンです。
やっぱり相場の600円位は出さないと、ちゃんとしたラーメンは期待出来ませんね。
逆に600円も請求できないラーメンって、どんだけ自信無いんだよって思います。
そして、、、
基本の月3~4回稽古を2000円で行う書道教室は、2000円なりのなんちゃって書道教室です。
やっぱり相場の6000円位は出さないと、ちゃんとした稽古は期待出来ませんね。
逆に6000円も請求できない書道教室って、どんだけ自信無いんだよって思います。
そうなんです。
安すぎる書道教室の正体は「自分が教えている知識や技術への自信の無さ」にあります。
専門的な量的な勉強も稽古もしていないのは自分が一番よくわかっているから、その代わり安くするから勘弁してね。
テヘペロ(ゝω^)
みたいな感じです。
この点を公にして書道教室をしているなら、問題ないですし誠実です。
でも大方は、、、
「ボランティアみたいなものだから」
「儲けは考えていないから」
「教えることが好きだから」
と言って低価格にし、自分の勉強不足や稽古不足を隠します。
先生と呼ばれたい為に、、、
この場合、問題なのは「2000円でもちゃんとした知識や技術は教えてもらえる」と生徒さんを勘違いさせてしまう、もしくは生徒さんが勘違いしてしまう点です。
書道の半分は歴史学や文字学といった学問なので、教えるレベルに達していないと、質問に対して無理矢理ひねり出したウソが横行します。
先生も毎回「わからない」では威厳を保てませんからね。
広まってしまった代表的なウソが、、、
●硯の海(凹んだ所)に水を入れて墨をする
●小学生に、墨をつけたら一文字書くまで墨をつけてはいけないと指導
●楷書を崩して行書、行書を崩して草書という説明
などなど。
こういうウソを無邪気に教えてしまう書道教室が、私は我慢なりません。
乂-д-)
安さと人柄だけでウン十年と継続している書道教室が、書道初心者をどれだけ食い物にしてきたか。
小学生の頃に書道教室に通ったけど、ちっとも上手にならなかった、、、みたいな経験のある方は、もしかしたらその辺りに理由があるかもしれませんね。
ちゃんと勉強や稽古をして生徒さんを指導する気がない先生なら、正しい書道の発展の為に閉校して欲しいとさえ思っています。
お金はあって困りません。
正しい知識と技術を提供して、それに見合う対価を頂けばよいだけの話です。
安くても間違った知識と技術では、意味がありません。
まさに「安物買いの銭失い」です。
適正価格を考えよう!
「安いに越したことはない」に注意です。
明日にもまたその⑤を書きます。