●お知らせ●・ブログ的独り言
2020-09-08 16:30:00
質と量
「先生、月2回でも上手になりますか?」
ってよく聞かれます。
「上手にはなりますよ」
って答えます。
ここで、、、
「はぁー、安心した(๑´ڡ`๑)」
か、
「上手に『は』なるけど、時間がかかるってことだよね(;´Д`)」
っていう心持ちでは、半年後1年後の成果が天地の差になりますね。
まあ皆さん沢山稽古した方が良いのはわかっている訳で、、、。
稽古の目的は人それぞれで、正解はありません。
●稽古そのものを楽しむ
●上達速度は気にしない
そういう稽古があっていいんです。
それぞれのライフスタイルに合わせた稽古、大歓迎です。
ただ、、、
●早く上達したい
●(人には言ってないけど)師範って呼ばれたい
●(人には言ってないけど)教室を開いて人に教えたい
って人は何かしらの対策が必要ですね。
●授業を一度受けたら、テストで良い点がとれるか?
●ノートをキレイにとったら(手本に書き込みをキレイにしたら)、テストで良い点がとれるか?
●そもそも月2回程度しか筆を持たない先生に、生徒として文字を習いたいか?
ってことですね。
学生は何故上達速度がはやいか?
●教室での稽古の他に「学校での書写・書道」で、およそ月8回の筆の稽古をしている。
●学んだことを反映して「授業のノートとり」で、沢山ペン字を書いている。
●教えられたことに自分のフィルターを通さず、愚直に繰り返す事が出来る。
といった理由が挙げられます。
もう随分前から仕事で文字を書く機会が減ってる以上、社会人が文字の早い上達を望むのは結構ハードルが高いですね。
でも前述のような状況を把握しておけば、少しは対策が打てそうです。
要するに稽古の質は私が提供するので(しているつもり(^◇^;))、あとは量をこなせばいいわけです。
なので、、、
●稽古の通学回数を増やす。
●自主的に自ら宿題を課す
●ペン字だけは家で書いてきて、筆の稽古時間を長めに確保する。
●自宅に書道机を作って道具を広げっぱなしにし、思い立ったらすぐに書ける環境を整える。
●自宅定位置の目線の先に最新手本を貼って、常に眺める
●これまで稽古してきた課題をファイリングして、毎日寝る前にめくりながら「ウ冠の書き方は…」「しんにょうの書き方は…」みたいに復習する。
などなどです。
繰り返しますが、強制ではないですからね(^◇^;)
稽古の目的に正解はありません。
最近数名の「とりあえず月2回コース」の生徒さんから冒頭の質問があったので、それに対する私なりの返答を掲載しておこうと思ったまでです。
習い事の極意は「継続」です。
楽しく続けることが一番!
たとえ月2回でも、塵も積もれば山となりますよ(^-^)