●お知らせ●・ブログ的独り言

2020-09-20 14:30:00

●座間市民ネット芸術祭●

毎年11月にハーモニーホール座間にて行われていた座間市民芸術祭ですが、今年はコロナの影響で中止となりました。

 

毎回多くの生徒さんが駆けつけてくれて、あやうく泣きそうになる行事です(T^T)

 

今回はそれに代わって、座間市役所のホームページに掲載される「座間市民ネット芸術祭」という形になりました。

 

私も出品致しましたので、どうぞご覧下さい。

 

https://www.city.zama.kanagawa.jp/www/contents/1592196317521/index.html

 

なお以下に作品解説を記載しておりますが、まずは予備知識なく作品鑑賞をしていただき↑、その後に画面スクロールをして頂ければ幸いです。

 

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先に見ちゃだめだよ( -_-)ジッ

 

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●題目 禍(わざわい) 御朱印帳仕立

→今回初めて開催されるネット芸術祭なので、展覧会場では出来ないネット芸術祭だからこその作品を書きたいと考えました。一般的に展覧会作品は広い会場でその存在感を示すため、作品が大型化する傾向があります。しかしネット芸術祭では写真を自由に拡大縮小できるので、今回はあえて小さな半紙作品を書いてみることに致しました。

また「方寸(3センチ四方)の芸術」と呼ばれる篆刻(印)も、小さいが故に普段は脇役が多いので、今回はあえてそこにもスポットライトを当ててみました。

小さな作品に印をたくさん押す、、、そこから生まれた発想が御朱印帳仕立でした。通常の書作品は「品が無いっ!」とかで印の押しすぎは御法度ですが、御朱印帳仕立って宣言してしまえば、たくさんの赤い印影で紙面を派手に賑やかにしても問題ないかなと。また今ブームのようなので、お好きな方に喜んで頂けたら幸いとも考えました。

 

●釈文 籠城戰(ろうじょうせん)
→城に籠(こ)もって戦う戦法を意味しますが、良くも悪くも2020年を象徴するキーワード「ステイホーム」になぞらえてみました。
書体は行書で、書風は勢いと連続線を意識しました。菱形や三角形の外形を組み合わせて、足元スッキリの不安定な面白さを狙いました。
「城」と「戰」の右側が同じ戈旁になっているので、意図的に変化をつけました。
~印は右上より(全て自刻)~
●「如願」(にょがん)※模刻
→「願(ねが)いの如(ごと)し」≒「願いが叶う」「よく出来た」などの私なりの意訳。
●「(兵士の肖形)」※模刻
→コロナとの戦いを象徴。
●「平安」
→「波風なく穏やかな」。コロナ終息後の希望。
●「變則通」(変(へん)すれば則(すなわ)ち通(つう)ず)
→「これまでのやり方で上手くいかなければ、やり方を変えれば上手くいくよ」。新生活様式をイメージ。
●「實事求是」(じつじきゅうぜ)※模刻
→「想像ではなく、事実に基づいて真理を追求すること」。情報に踊らされないメディアリテラシーをイメージ。
●「大心」(だいしん)
→「清濁併せ呑んだ大きな心」。自粛警察のように自分の正義を押しつけない、バランスに優れた気持ちをイメージ。
●「長幸」※模刻
→吉祥語。
●「智弘」本名
●「魯石」雅号
※模刻とは昔の上手な印を真似して刻す篆刻の勉強法。書道で言うところの臨書に相当。

 

ネット芸術祭への出品は、これまでの作品制作を省みる良い機会となりました。

 

凝り固まっていた創造力が少しほぐれた気がします。

 

私の作品以外にも多くの方が出品されているので、そちらも必ず鑑賞して下さいね。

 

11月末まで掲載予定だそうです。

 

私の作品(現物)は教室に飾ろうと思います。

 

感想をいただければ、とっても嬉しいです(^-^)

●座間市民ネット芸術祭●