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2022-09-11 12:15:00
自分用写経手本の費用対効果
自分用の写経手本を持つということは自宅で写経が可能な訳で、それはつまり教室で写経に費やした稽古時間を通常稽古にまわせるってことです。
平均的な写経完成時間は3稽古分なので、、、
●月4回の方は0.75カ月分
●月2回の方は1.5カ月分
の月謝分だけ学習を先に進めることができます。
長くなるといけないので、最初に答えを書いておきました(^◇^;)
ただ私もそうですが、自宅では稽古のヤル気が起きません(笑)
多くのそういう方は、今まで通りに教室で楽しく写経すれば何の問題もありません。
あくまで効率を求めるなら、自宅写経が望ましいってだけの話です。
でもそうすると「じゃあそもそも写経をやらなけりゃあ良くね?」っていう話がひょっこり顔を出しますが、それだと技術を手に覚え込ませる「量の稽古」が足りなくて、効率以前に上達が遅延します。
量をこなさないと「手本無しで文字が書ける人」にはなれないんです。
、、、
写経の場合は1稽古で約100字を書きますが、それを半紙稽古に換算すると
●半紙4字は25作品
●半紙6字は17作品
に相当します。
皆さんは通常稽古でいつもそれくらいの量を書けてますか?
要するに大字は時間がかかるんです。
つまり小字の写経そのものが、もう効率を重視した「量の稽古」なのです。
教室で書こうが自宅で書こうが、写経講座に参加すること自体が既に上達の費用対効果を高めている訳です。
、、、
このところ「写経(量の稽古)は自宅が◎」みたいな煽り的発言が続きましたが、「無理なく楽しく」を稽古目標にしている方は今まで通りで十分ですよ、というお話でした。