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2022-11-09 11:00:00

2022 書道展 作品解説②

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般若心経の楷書作品ですが、これまで大小20枚以上を書いてきたうちの1枚。

 

展覧会に向けて書いたものではありませんが、軸装仕上がりのタイミングも重なって、私が出品を促した次第です。

 

楷書をキチンと学んだ成果が表れた、折り目正しい正統派の作品に仕上がりました。

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般若心経の行書作品ですが、これが行書初挑戦とは思えないクオリティーに仕上がりました。

 

展覧会に向けて書いたものではありませんが、軸装仕上がりのタイミングも重なって、私が出品を促した次第です。

 

ピンクにブルーの表装が涼やかで、春夏を通じて洋間にも掛けられそうです。

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般若心経の隷書作品ですが、これが隷書初挑戦とは思えないクオリティーに仕上がりました。

 

展覧会に向けて書いたものではありませんが、軸装仕上がりのタイミングも重なって、私が出品を促した次第です。

 

貴拙舎の写経講座で初導入した赤い紙はチャイナ感満載で、好き嫌いに関わらず一度は書いてみたくなる魅力があります。

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最後に僭越ながら私の作品を。

 

、、、

 

毎年秋に開催される芸術祭作品に季節感を盛り込むと、秋模様の作品しか書けなくなります(それが悪い訳ではありません)。

 

よってこれまでの出品作品に季節感を盛り込むことは避けてきましたが、今年のサッカーワールドカップは初の11月開催ということで時事ネタを題材にしてみました。

 

作品名

「2022サッカーW杯横断幕的半実用表現」

 

長い、、、(笑)

 

半切横向サイズを横断幕に見立てて、文字の縦横比率を崩さずに、限られたスペースを目一杯使って最大限のデカ文字でアピールすることを考えました。

 

よって文字の凹凸を利用して、字間をとるでも無くすでもなく、字の内に字を入れ込むマイナス字間でデカ文字のスペースを確保。

 

また余白をあえて無くすことでパワーの漏洩を防ぎ、文字群としての力強さを損なわないようにしました。

 

ブルーラインは絵手紙などに使われる顔彩を用いて、サムライブルーを表現してみました。

 

また印は埋め尽くせない余白に遊印的な使い方をしましたが、何だか楽しくなってバシバシと押しすぎました(^◇^;)

 

●上段左印「實事求是(じつじきゅうぜ)」

→模刻。「想像ではなく、事実に基づいて真理を追求しよう」的な意味。冬季初、中東初の大会をしっかり検証して、今後の大会運営に役立てて欲しいという願いを込めました。

 

●上段中央印「大心(だいしん)」

→「清濁併せ呑む大きな心」的な意味。世界で戦うなら、イエロー貰ってでも止めろ!みたいな願いを込めました。

 

●上段右印「如願(にょがん)」

→模刻。「願いの如し」≒「勝利」的な意味。

 

●下段左印「肖形(剣と盾で戦う人)」

→模刻。闘争心を表現

 

●下段中央印「拙(せつ、つたない)」

→「下手クソ」的な意味(笑)。貴拙舎の「拙」

 

●下段右印2顆「智弘」「魯(魯石の魯)」

→本名、雅号

 

、、、

 

最後まで解説にお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

2022 書道展 作品解説②