●お知らせ●・ブログ的独り言
2023-05-19 11:00:00
●2022特別講座皆勤賞 作品解説●
ってことで作品解説、いってみよー!
●漢字、、、抱(いだく)
手偏は手の象形。旁は妊婦がお腹の赤子を大事に抱えている姿。
この漢字を選んだ理由は「書道やってみたいな」という興味を抱いて、それを大事に持ち続けてくれたからこそ、ご縁があって貴拙舎で今、稽古が出来ているという意味を込めました。
●印
右上「致一(ちいつ)」
2つのものが1つになる。「書道やってみたいな」という興味と貴拙舎を訪ねてくれた行動が合わさって、今稽古が出来ている。
左下「智」
私の名前の一字
●紙・墨
にじむ紙に淡墨で、まだ完全体でない赤子、まだ不安定な興味を表現してみました。
●額
暗闇ではあるけど、お腹の中で羊水と母の腕に大切に守られているイメージを黒い額色とアクリル板・半透明紙で表現してみました。
ただそれだけでは暗い表現に終始してしまうので、赤子にとっての産道、書道を習ってみたい方にとっての貴拙舎を意味する希望の金を差し入れてみました。
解説は以上です。
なお、今回は家族3人で皆勤賞を受賞された方がいらっしゃいました。
一家族に「抱(いだく)」を3作品も贈るのは嫌がらせなので(笑)、あと2作品を追加で書いてみました。
アート書道的な表現で。
木簡隷的な表現で。
、、、
およそ20作品を制作するのは結構大変で、、、
30作品を書いて、、、
30作品に押印して、、、
30作品を裏打ちして、、、
完成した原紙30作品から10作品を間引きます。
センセ、魂込めましたよ。
、、、
それにしても必要に迫られないと真剣に作品制作することはなかなか無いので、皆勤賞賞品制作は私にとってありがたい稽古機会だと思っています。
いつも特別講座を受講して下さる生徒さん、ホントにありがとう(^人^)