●お知らせ●・ブログ的独り言
2023-06-16 11:00:00
👦幼い系・拙い系の魅力👧
技術が無くても、筆文字を魅力的に魅せる方法論があります。
例えば居酒屋メニュー。
毛筆特有の太い細いを交えて、しかも読みやすい。
そこにカスレの魅力も効果的に配置。
でもこれは無理(笑)
「どこにキレてるの!?(゜Д゜;)」って言われそうですが(^◇^;)
最後の篆刻風文字は、、、
●1文字に「太い線」を1カ所入れる
●直線は穂先でスーッと書く
●□系は〇で書く
●点も〇で書く
みたいなマニュアルが即座に透けて見えて、私には気持ちが悪い(;´Д`)
何が言いたいかと言えば、拙い文字は線がマニュアル化されていないから変化に富んで味わいがあるわけです。
下手ウマを狙ってマニュアル化された文字は変化に乏しく、味わいもへったくりも無いわけです。
「下手ウマ文字の書き方」みたいな入門書もありますが、本末転倒の代名詞だと思います。
、、、
今月の入り口作品はその「幼い系・拙い系」を狙って書いてみました。
小学生が一生懸命に書いて「書写的には不十分」だけど、「書作品的には味わい爆発!」みたいな狙いです。
ある程度の技術が身につくと、今度はそれを表に出さない技術が必要になるという書のややこしさ(^◇^;)
狙いがありながら狙いという殺気を極力排除して、それでいて何気なくバランスをとる綱渡りな作品制作となりました。
また引首印にはてるてる坊主、落款印にはでんでん虫、ハンコ講座の実演で刻した即興印を押してみました。
いかがでしょうか?