●お知らせ●・ブログ的独り言
2024-05-15 11:00:00
💣煙遁の術💣
敷居の高い(と思われる)書道の世界に足を踏み入れて下さった生徒さんには、いつも感謝しています。
でも「取っ付きにくい世界だなぁ、、、」と言っていた人が、書道に足を踏み入れた途端に取っ付きにくい世界を表現したがる謎、、、未だに解明されません。
「読めない字書いてどうすんの?」って言っていた方が、「(一般的には読めない)草書で作品を書きたいです!」ってなっちゃう(笑)
要するに素人さんを目くらまして自分の拙さを隠したい、誰もが格好つけたい、というのが私なりの分析です。
私も含めて誰もが通る思春期みたいなものなので、ある意味仕方ないのですが、、、
書道が廃れてきた原因がここにあると思っています。
なので私は、見て下さる「鑑賞者の気持ち」ってとこを重視したい。
師範を目指す教練部の生徒さん以外に、草書は基本的に教えない方針です。
読めない時点で、既に文字記号としての役割を果たしていません。
私も書かないからドンドン忘れてるし(^◇^;)
草書の稽古は、公募展で賞を狙う方が卒意・造形・流動性を意識してみっちりやればいい。
やっぱり読める文字がいいよね(^-^)
鑑賞者を煙に巻いて自己満に浸る煙遁の術、私にはグロテスクに映ります。
ホントに上手いなら鑑賞者の目利き範囲を想像して、理解できる作品を書いてあげられるはず。
草書で煙に巻かなくても作品制作ができる技術を目指そう!