●お知らせ●・ブログ的独り言
2020-09-10 17:20:00
質と量 その2
ちょっと前に「理系の勉強・書道の勉強」で、生徒さんが私のように書けないのは当たり前と書きました。
まだ読んでいない方はこちら↓↓↓
https://kisetusya.com/info/3310104
なぜそこまで言い切れるか?
それは稽古量の圧倒的な差があるからです。
私の現在の稽古量は週4回の稽古日に8時間で、1ヶ月に換算すると128時間。
稽古がお休みの時も大体教室に来て入口展示作品・依頼作品・篆刻・通信添削を行っているので、それも含めると1ヶ月に180時間ほど稽古しています。
30日で割ると、毎日6時間の稽古です。
教室稽古時間で計算すれば月2回の方の45倍、月4回の方の23倍も稽古しています。
またその内容は古典臨書の他、月平均240枚の課題が不統一な一発書き手本を生徒さんの目の前で行っているのです。
メチャメチャ精神力や集中力が鍛えられます(^◇^;)
さらに私は10~18歳まで月8回(1週間に2回)の稽古を継続してきました。
そして大学では休日も含めてほぼ毎日、稽古をしてきました、、、
、、、嫌味なくらい書きましたね(;^_^A
別に努力自慢をしたいわけではありません。
シュージのセンセが文字を書き続けるってことは、、、
料理人が料理を作り続ける、
大工が家を建て続ける、
美容師が髪を切り続ける、
教師が教え続ける、
営業マンが営業し続ける、
経理が銭勘定し続ける、
SEがキーボードを打ち続ける
、、、のと一緒で、至極当たり前の事です。
それで飯を喰っているので。
何が言いたいかと言えば、(商売にしているプロの)私と同じように書けないなんてことで書道に挫折しないで下さい、ということ。
●用意された材料を手順通りに調理すれば同じ味になる料理教室
●決まったプログラムを打ち込めば同じゲームが作れるパソコン教室
●貰った資料を読み込めば同じ知識が得られる歴史同好会
道事(ドウゴト 道の付く習い事)はそういう類の趣味ではありません。
簡単に思える「三」を書いても、そこには技術・知識・経験・積み上げた稽古量が表れるのです。
、、、
ちょっと言い方がキツかったかな(^◇^;)
でも事実です。
せっかく意欲やタイミングが一致して始めた習い事。
焦る必要は何もないんです。
焦ってもどうにもなりませんからね(^◇^;)
偉そうに言ってきましたが、私より稽古をしている方はプロ・アマ問わず、全国に山ほどいらっしゃいます。
私より上手な方もプロ・アマ問わず、全国に山ほどいらっしゃいます。
私なんか書道の大きな組織に取り込まれることが嫌で正道からドロップアウトした、書道界の日陰者です(笑)
それでも何とか書道一本で食えるようになりました。
稽古を楽しみながら、みんなで少しずつ積み上げていきましょう(^-^)