●お知らせ●・ブログ的独り言
2022-12-21 11:00:00
一発書きの精神力
貴拙舎もお蔭様で5周年を迎えました。
12/1がオープン日なので、昨年から毎年12月の入り口作品は「〇周年」作品を書くって決めました。
昨年が篆書だったので、今年は行書で。
また自分に圧をかける意味で、「〇周年」作品だけは一発書きって制約も加えました。
ちなみに4周年の記事はこちら↓↓↓
https://kisetusya.com/info/4303801
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書はもともと実用から生まれた「一回性の芸術」という側面があるので、何度も書き直すというのは本来的ではありません。
役所の書類、芳名帳、年賀状、祝袋、絵馬などなど、書き直すことは出来なくも無いけど、基本一発書きです。
もちろん最初から一回で上手くは書けないので、反復稽古は必要です。
ただ反復稽古ばかりしていると、100枚稽古して上手に書けたことに満足してしまいます。
残念ながらそれだけでは一発書きの重圧に負けて、本番では上手く書けません。
なので私は毎月400枚超えの手本を生徒さんの目の前で書いていますが、それを一発書きの稽古だと思って書いてます。
その集大成が12月の入り口作品。
1年でどれだけ強い気持ちを養えたか、その力量が試されます。
↓↓↓
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「達成」あたりで書き終わりが見えて、はやく楽になりたい気持ちが先行し、最後で縮こまっている感じが痛々しい(笑)
まだまだ修業が足りないようです。