●お知らせ●・ブログ的独り言

2022-12-21 11:00:00

一発書きの精神力

貴拙舎もお蔭様で5周年を迎えました。

 23263882.jpg

12/1がオープン日なので、昨年から毎年12月の入り口作品は「〇周年」作品を書くって決めました。

 

昨年が篆書だったので、今年は行書で。

 

また自分に圧をかける意味で、「〇周年」作品だけは一発書きって制約も加えました。

 

ちなみに4周年の記事はこちら↓↓↓

https://kisetusya.com/info/4303801

 

、、、

 

書はもともと実用から生まれた「一回性の芸術」という側面があるので、何度も書き直すというのは本来的ではありません。

 2073876.jpg

役所の書類、芳名帳、年賀状、祝袋、絵馬などなど、書き直すことは出来なくも無いけど、基本一発書きです。

 

もちろん最初から一回で上手くは書けないので、反復稽古は必要です。

 210806034342-610c315e297ad_l (1).jpg

ただ反復稽古ばかりしていると、100枚稽古して上手に書けたことに満足してしまいます。

 

残念ながらそれだけでは一発書きの重圧に負けて、本番では上手く書けません

 22140693.jpg

なので私は毎月400枚超えの手本を生徒さんの目の前で書いていますが、それを一発書きの稽古だと思って書いてます。

 23266930.jpg

その集大成が12月の入り口作品。

 

1年でどれだけ強い気持ちを養えたか、その力量が試されます。

 

↓↓↓

210809013243-6110072b76567_l.jpg

 

 

、、、

 

 

「達成」あたりで書き終わりが見えて、はやく楽になりたい気持ちが先行し、最後で縮こまっている感じが痛々しい(笑)

 210809013216-61100710ce95c_l.jpg

まだまだ修業が足りないようです。

一発書きの精神力