●お知らせ●・ブログ的独り言
2024-12-18 11:00:00
●2024特別講座皆勤賞 作品解説●
2024年は24名の特別講座皆勤賞受賞者がいらっしゃいました。
●全8講座受講、、、皆勤賞 14名(私の一字書作品を額装で贈呈)
●7講座受講、、、準皆勤賞 10名(私の一字書作品を原紙で贈呈)
●6講座受講、、、準々皆勤賞 8名 (来年も準々皆勤賞で準皆勤賞に昇格)
●あと一講座で準々皆勤賞
(;´Д`)、、、16名(なし…ゴメン)
昨年までの特別講座皆勤賞 作品解説はこちら↓↓↓
2021年 開
https://kisetusya.com/info/4576871
2022年 抱
https://kisetusya.com/info/5154846
2023年 蔦
https://kisetusya.com/info/5447518
ってことで今年の作品解説、いってみよー!
●漢字、、、「飆(つむじかぜ)」
今年にこの漢字を選んだ理由は、特別講座を通じて書道の多面的技術・知識が向上し、、、
それらが関連付いてつむじかぜを起こし、
生徒さんを爆発的なレベルアップに導いてくれたという印象があったからです。
また犬3匹がそれぞれを追っかけ回してつむじかぜを起こすという、造形的にも意味的にも興味深い漢字だったこと(他にも複数の漢字あり)。
ただ大昔からよく書かれていた文字にも関わらず、世間には浸透していないので、生徒さんにご紹介する意味も込めました(「つむじかぜ」と文字入力して変換してみよう!)。
造形は「風」の2画目を紙面左上から巻き込むように書いて、直接的ではありますがつむじかぜを表現。
あとは2匹目の「犬」2画目を大きく書くことで「風」2画目と連動させて、大きな風構えの中に全てを取り込むギミックを仕込みました。
また紙面一杯に書くことで、作品の外にまで広がるようなスケール感を狙いました。
●印、、、「魯」
私の雅号の一字。
造像体風の楷書印を押印しました。
●印、、、「致一」
「2つのものがひとつになる」という意味で、経験と知識をイメージしました。
●紙・墨
中国の黄味を帯びた滲みにくい半紙1/4で、イメージは秋の雰囲気。
墨は磨ってから放置して腐らせた宿墨で、独特の滲みと強い黒味を持たせました。
●額
焦げ茶フレームの立体額で、空気感を取り込んだ展示を意識しました。
解説は以上です。
なお、今回はご家族や姉弟で皆勤賞を受賞された方がいらっしゃいました。
一家族に「飆(つむじかぜ)」をダブって贈るのは嫌がらせなので(笑)、あと4作品を追加で書いてみました。
24作品を制作するのは結構大変で、、、
50作品を書いて、、、
50作品に100の押印、、、
20作品を廃棄して、、、
30作品を裏打ちして、、、
更に選別した24作品を額入れしました。
センセ、魂込めましたよ。
それにしても必要に迫られないと真剣に作品制作することはなかなか無いので、皆勤賞賞品制作は私にとってありがたい稽古機会だと思っています。
いつも特別講座を受講して下さる生徒さん、ホントにありがとう(^人^)
皆さんが参加して下さるから、私も恐れずに攻めた講座を開講できています。
これからもよろしくです(^-^)