●お知らせ●・ブログ的独り言

2022-11-13 11:00:00

●2022 篆刻講座 総括●

およそ3週間遅れですが(笑)、、、篆刻講座の結果報告です。

 

●参加人数16名/満席20名

(うち外部生1名、満席率80%)

 

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

 

生徒さんの作品は貴拙舎ホームページ「写真」コーナーにありますので、ご覧頂けたら幸いです。

https://kisetusya.com/photo

 

、、、

 

今年の篆刻講座は昨年の11名参加から5名が増えました。

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私なりに理由を推測すると、、、

 

●10月にハンコ講座、11月に篆刻講座を連続開催していた昨年とは違い、 半年に1回というスパンが生徒さんの「印を刻したい」という欲求にリンクした。

 

●半年に1回、2顆3顆を刻すことが年中行事のように定着した。

 

●石をコリコリと刻す感触が徐々に病みつきになってきた。

 

●ハンコ講座で用いる柔らかい石を篆刻講座にも導入したことで、体力面の負担が減った。

 

●ハンコ・篆刻講座をこれまで連続受講されてきた方は、いよいよ10顆近く刻してきて技術向上を感じ、ますます楽しくなってきた。

 

●技術向上により、難易度の高いものに挑戦したくてウズウズしてきた。

 

●座右の銘など、自分の好きな言葉の引首印が欲しくなってきた。

 

●作品サイズや書風によって、複数の印を使い分ける必要を実感してきた。

 

●「印を刻せる」=「人に差し上げられる」という稀少性の高い技術に魅力を感じて下さる方が増えた。

 

●シュージのセンセレベルの生徒さんが増えて、より高度な知識・技術を求める方が増えた。

 

●人数が少ないとセンセが可哀想なので(笑)、付き合ってやろうという親心(姉心)、、、(^◇^;)。

 

、、、 

 

色々と考えましたが、作品に押す印の選択肢を多く持つことで「書き初め」「一字書」「展覧会出品」といったものがより楽しくなり、生徒さんの趣味としての書道が豊かになってくれたら嬉しいです(^-^)

 

、、、

 

今回参加の小学生2名と中学生1名への参加賞はこちら↓↓↓

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普段刻さない雰囲気の朱文幾何学文様「吉」引首印2顆と、岡本太郎氏の文字を彷彿とさせる小学生の篆書作品を額装にしてプレゼントしました↓↓↓

 

来年もご参加、お待ちしてますね(^-^)

●2022 篆刻講座 総括●

2022-11-11 11:00:00

肉塊の舞い踊り、、、シュラスコ

忙しさの山を越えたり、記念日だったりで、ちょっといいご飯を食べに行きました。

 

海老名のシュラスコ屋さんです。

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ランチにブラジルの豪快バーベキュー!

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この皿に何が運ばれてくるか楽しみです

( ´艸`)

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まずはブリブリのソーセージ。

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チキン2種。

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一押しのイチボ。

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こういう感じで運ばれてきます。

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挟まってくる野菜が旨い!

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スゲー (゜Д゜;) って感じの演出が楽しい。

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何だか色々と旨い肉。

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野菜も入れて15種類が食べ放題!

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焼きパイナップルは圧巻(゜Д゜;)

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凄まじい香り(๑´ڡ`๑)

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既に腹一杯ですが、食べ放題なのでイチボをおかわり。

 

〆カレーは撮影忘れましたが(^◇^;)、大満足でした。

 

お子さんや友達など、大勢で行かれれば盛り上がり必至!

 

美味しく頂きました。

シュラスコ

2022-11-10 11:00:00

座間市民芸術祭 書道展 総括

今回の書道展は3日間合計400名以上の方にご来場頂きました。

 

うち当教室関連の方は会場でお目にかかった方、芳名帳で確認できた方で40名いらっしゃいました。

 

私の在廊時間以外にいらっしゃった方も含めると、推定50名前後と思われます。

 

展覧会の盛り上げにご協力頂き、誠にありがとうございました。

 

┏○ペコッ

 

、、、

 

あっという間でした。

 

「先生、来たよ!」

「夫と一緒です。」

「家族も連れて来ました。」

「どんな風に見えるか楽しみ(^-^)」

「私の作品以外を見に来ました(^0^;)」

「恥をさらしに来ました(笑)」

「ドキドキし過ぎて帰りたくなりました(^◇^;)」

 

などなど心持ちはそれぞれですが、足を運んで下さった皆様に感謝です。

 

書道は自分の文字を人にご覧頂いて、初めて「上手ですね」という評価が得られます。

 

つまり人に見せなければ客観的な評価を得られない訳です。

 

とっても勇気のいることですが、展覧会出品によって教室で稽古しているだけでは獲得出来ない経験値が得られます

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事実、今回出品された生徒さんはみんな輝いていました。

 

「上手になってから…」なんて言っていたら、死んじゃいます(^◇^;)

 

せっかく書道教室に習いに来ているのだから、「自分の意思」「マイペース」だけでなく、年一くらい流れに身を任せて稽古に励む我武者羅さも経験してみてはいかがでしょうか?

 

テスト勉強と一緒で、人は追い込まれなければ本領を発揮しないものです。

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出品料無料で、表装代や額代コミコミ平均5000円前後、、、こんなチャンスはありません。

 

年一の機会ですから、来年にはより多くの生徒さんに出品頂けたら嬉しいです。

座間市民芸術祭 書道展 総括

2022-11-09 11:00:00

2022 書道展 作品解説②

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般若心経の楷書作品ですが、これまで大小20枚以上を書いてきたうちの1枚。

 

展覧会に向けて書いたものではありませんが、軸装仕上がりのタイミングも重なって、私が出品を促した次第です。

 

楷書をキチンと学んだ成果が表れた、折り目正しい正統派の作品に仕上がりました。

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般若心経の行書作品ですが、これが行書初挑戦とは思えないクオリティーに仕上がりました。

 

展覧会に向けて書いたものではありませんが、軸装仕上がりのタイミングも重なって、私が出品を促した次第です。

 

ピンクにブルーの表装が涼やかで、春夏を通じて洋間にも掛けられそうです。

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般若心経の隷書作品ですが、これが隷書初挑戦とは思えないクオリティーに仕上がりました。

 

展覧会に向けて書いたものではありませんが、軸装仕上がりのタイミングも重なって、私が出品を促した次第です。

 

貴拙舎の写経講座で初導入した赤い紙はチャイナ感満載で、好き嫌いに関わらず一度は書いてみたくなる魅力があります。

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最後に僭越ながら私の作品を。

 

、、、

 

毎年秋に開催される芸術祭作品に季節感を盛り込むと、秋模様の作品しか書けなくなります(それが悪い訳ではありません)。

 

よってこれまでの出品作品に季節感を盛り込むことは避けてきましたが、今年のサッカーワールドカップは初の11月開催ということで時事ネタを題材にしてみました。

 

作品名

「2022サッカーW杯横断幕的半実用表現」

 

長い、、、(笑)

 

半切横向サイズを横断幕に見立てて、文字の縦横比率を崩さずに、限られたスペースを目一杯使って最大限のデカ文字でアピールすることを考えました。

 

よって文字の凹凸を利用して、字間をとるでも無くすでもなく、字の内に字を入れ込むマイナス字間でデカ文字のスペースを確保。

 

また余白をあえて無くすことでパワーの漏洩を防ぎ、文字群としての力強さを損なわないようにしました。

 

ブルーラインは絵手紙などに使われる顔彩を用いて、サムライブルーを表現してみました。

 

また印は埋め尽くせない余白に遊印的な使い方をしましたが、何だか楽しくなってバシバシと押しすぎました(^◇^;)

 

●上段左印「實事求是(じつじきゅうぜ)」

→模刻。「想像ではなく、事実に基づいて真理を追求しよう」的な意味。冬季初、中東初の大会をしっかり検証して、今後の大会運営に役立てて欲しいという願いを込めました。

 

●上段中央印「大心(だいしん)」

→「清濁併せ呑む大きな心」的な意味。世界で戦うなら、イエロー貰ってでも止めろ!みたいな願いを込めました。

 

●上段右印「如願(にょがん)」

→模刻。「願いの如し」≒「勝利」的な意味。

 

●下段左印「肖形(剣と盾で戦う人)」

→模刻。闘争心を表現

 

●下段中央印「拙(せつ、つたない)」

→「下手クソ」的な意味(笑)。貴拙舎の「拙」

 

●下段右印2顆「智弘」「魯(魯石の魯)」

→本名、雅号

 

、、、

 

最後まで解説にお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

2022 書道展 作品解説②

2022-11-08 11:00:00

2022 書道展 作品解説①

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半紙サイズ仮名の創作ですが、専門が「漢字」の私にとって指導力不足を痛感させられた作品。

 

高野切第一種、第三種、三色紙の臨書をこなしてからの取り組みでしたが、散らし方や墨継ぎの位置など、試行錯誤しながら教室やご自宅で書き込んだ努力の結晶。

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 半紙サイズ「施(ほどこす)」の行書作品ですが、一度完成した作品に納得がいかず、単発稽古を追加して最後まで食らいついて仕上げました。

 

方偏が旁を背負う形で中央左に位置し、広々とした右半分に最終画の魅せ場を配置した構成。

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 半紙サイズ「繫(つなぐ)」の隷書作品ですが、行書作品と2作品に挑戦してこちらを採用。

 

波磔を排除したカスレの最長画を魅せ場にして、直線主体の現代的な隷書に仕上げました。

 

自刻の引首印「壽」を右上に押印することで、余白に響きを演出しました。

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 半紙サイズ「神」の篆隷作品ですが、伊勢神宮の石碑文字をヒントに創作。

 

蔵鋒で含みのあるジューシーな線を引き立たせるために、後から飛沫で演出しました。

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半紙サイズ「開眼」の楷書作品ですが、私が昨年の貴拙舎特別講座皆勤賞に差し上げた「開」の楷書作品のインスパイア。

 

門構の右下への開き、「眼」の右払いをメインに、スッキリ誠実に仕上げました。

 

自刻の落款印は大きめですが、大和古印のような優しい朱文で主張が強くないので、そのまま採用しました。

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埼玉判サイズ「仁義禮智信」の楷書作品ですが、今年学んだ鐘繇の扁平ぽっちゃり楷書の倣書。

 

主役の線とそれを引き立たせる余白の位置に注意しながら、長めの落款にも挑戦しました。

 

自刻の引首印「平安」の半瓦当と姓名印は、私のアドバイス無しで見事に刻しました。

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半切1/2サイズ「調身調息調心」の行書作品ですが、手本無しで紙選びから構成、書き込みまで行いました。

 

アドバイスしたのは「薄墨の〇」「十干十二支」「印の配置」のみで、主体的な作品制作の姿勢は特筆に値します。

 

引首印と遊印はお貸ししましたが、落款印「愛」はハンコ講座の自刻印です。

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半切サイズ「一陽来復」の楷書作品ですが、私の展覧会出品募集に3年前の入会2、3カ月で書き上げた書き初め作品でご参加頂きました。

 

書道経験者ならわかると思いますが、3年経てば結構上達するわけで、3年前の自分の文字を振りかえるのはなかなかシンドイです。

 

それを承知でご出品頂いた心意気にただただ頭が下がる思いで、ちょっと涙が出そうです(T^T) 

 

ありがとうございました。

 

、、、

 

②へ続く。

2022 書道展 作品解説①